メイン | 2007年06月 »

2007年05月 アーカイブ

2007年05月17日

白にきびについて

白にきび(にきびの第一段階)

出口を失った皮脂によって毛穴は徐々に肥大化し、
やがて皮膚表面にプクッとふくれあがります。
この状態を医学的には閉鎖面ぽうといいます。
いわゆる白にきびです。

白く透けて見えるのは皮脂と角質が混ざったもので、
にきびとしては比較的初期の段階。
触ると細菌が悪さをして次の段階へ悪化する可能性もあるので、
気をつけなくてはいけません。

黒にきびについて

黒にきび(表面が酸化した状態のにきび)

浮き上がった皮脂が酸素に触れると、酸化することがあります。
酸化した皮脂は黒色を帯びるため、これを黒にきび、
医学的には解放面ぽう、または黒色面ぽうといいます。

比較的発生率は少ないように思いますが、目立ちやすいうえに、
色素沈着の心配もありますので、しっかりケアすることが
必要です。

赤にきびについて

赤にきび(炎症を起こした状態のにきび)

さらに毛穴にたまった皮脂を栄養源として細菌が繁殖し、
炎症を起こしたものが赤にきびです。
医学的には丘疹といいます。

プクッと赤く腫れている状態で、炎症がひどいと膿や痛みを
伴う場合もあります。
これは膿ほうと呼ばれる状態で、ここまでくると
スキンケアだけで治すのは難しいといえます。
白己流のケアで解決しようとすると、あばたと呼ばれる
陥没したにきび跡を残す原因にもなります。
早めに医師の診断と治療が必要です。

にきび 毛穴との関係

皮脂の出口、毛穴ににきびができる

頬やあごといった「顔」はもちろん、にきびは「ボディ」
にもできます。
背中や胸元のニキビに脳まされる方もいると思います。

にきびのできる場所、それは、ズバリ毛穴のある場所です。
私たちの手や足、そして顔にも、皮膚の上のあらゆる場所
には毛穴があり産毛が生えています。

毛穴は毛の出口です。それと同時に、皮脂の出口でもあります。
毛穴には付属して、皮脂腺がついています。

皮脂腺はまるでぶどうの房のような構造をしており、
この中でせっせと皮脂がつくられます。
そして肌表面を潤すために、毛穴を通して肌の外へと
排出されていくわけです。

にきび アクネ菌について

多くの方が悩んでいるにきびは、多くの場合、赤にきびだ
と思います。
炎症を起こして赤く腫れていたり、膿を持っているにきびです。

この炎症の原因は毛穴の中にいる細菌です。
そこで皆さんがパッと思い浮かべるのは「アクネ菌」ではないでしょうか。
「アクネ」という単語はにきび用の化粧品にも使われているので、
耳にしたことがある方も多いと思います。

確かにアクネ菌・・・正式にはアクネ桿菌は、にきびの炎症を
引き起こす原因菌です。
アクネ菌は『ポルフィリン」という物質を持っています。
ポルフィリンは光に反応する性質があり、紫外線を照射すると
発光します。
UV写真を撮ると、ポルフィリンのある毛穴(アクネ菌のいる毛穴)は、
光って見ることができます。

私たちの体には、さまざまな菌が存在しており、これらの菌を
『常在菌」と呼びます。
有名なのは消化を助ける腸内細菌です。

肌の常在菌には、前述のアクネ菌や表皮ブドウ球菌があります。
アクネ菌は肌の上のm値を調整する働きがありますが、
その他の菌が、なぜ存在するのかについては、今のところよく
分かっていません。

常在菌は、適度に存在するぶんには問題ありません。
しかし増えすぎると炎汁を引き起こす原因になります。
にきびの原因の常在菌たち・・・さらにマセラチア菌というカビの一種や
一時期流行した顔ダニ、にきびダニたちは、皆皮脂が大好きなんです。

過剰に皮脂が分泌されると、それを栄養源としてワッと繁殖します。
にきびを起こす原因はアクネ薗だけではなく、毛穴に存在する
あらゆる菌です。
さらに常在菌だけでなく、時には院内感染菌として新聞でも
話題になったMRSAというブドウ球菌もにきびの原因菌となります。
このような本来肌にいないはずの菌が繁殖するのは、抗生物質の使いすぎが
関係するのではと考えられています。

にきび 皮脂との関係

にきびに関して、皮脂はどうしても悪者扱いされがちです。
しかし、肌にとっては欠かせない存在なのも事実です。
皮脂は中性脂肪やワックス、スクワレン、コレステロール
などで構成されています。

肌表面に広がって皮脂膜を形成し、体内の水分の蒸散を
防ぎます。
角質細胞の間にあるセラミドや天然保湿因子(NMF)とともに、
肌の潤いを保ちます。
さらに体内に浸入しようとする細菌を防ぐ働きもあります。
皮脂が大変すぐれた『天然のクリーム」と呼ばれるのは、
このような理山があります。

皮膚に浸入する細菌を防ぐとは、これは一般に皮膚には
存在しない細菌に対してです。
私たちの皮膚には、必ずある種の細菌が存在します。
これらの菌は毛穴の奥にいますから、どんなに顔を洗っても
落ちることはありません。

この菌を常在菌といい、むしろ皮脂を栄養源としています。
何かのきっかけで毛穴の出口がつまったり、皮脂が過剰に
分泌されると、皮脂を大好物とする常在菌が繁殖し、
肌に悪さをするわけです。

2007年05月24日

にきびは毛穴の詰まりが原因!

にきびは毛穴の詰まりが原因!

すべてにきびのできる直接的な原因は『毛穴が詰まる』と
いう現象です。
最近ではにきびの原因として、ストレスやホルモン、活性酸素の
影響がとり沙汰されています。
それらはすべて「毛穴の詰まり」を引き起こす要因であって、
直接的なにきびの原因は、毛穴が詰まること、これに集約される
のです。

皮脂の分泌が多いだけでは、にきびはできません。
毛穴が詰まった結果、そこににきび菌が繁殖して炎症を引き起こす
わけです。

にきび ストレスについて

現在ストレスが肌に与える影響が、皮膚科の領域でも注目を
集めています。
ストレスは活性酸素を生み出すばかりか、ホルモンのバランス
にも大きく影響を与えます。

『急ににきびがひどくなった』という方は、環境が変わったり、
急に忙しくなったという方が多いです。
たとえば職場で配置がえがあったとか、責任のある仕事を
まかされたとか。
思春期にはにきびなんてほとんど出来なかったのに、
大学に入って一人暮らしを始めたとたん、にきびに悩まされたとか。

これらはすべて、環境の変化からくる精神的なストレスが原因と
考えられます。
ストレスを受けると細胞が生まれ変わるリズムが乱れます。
皮膚においてはターンオーバーに影響し、毛穴詰まりを
起こしやすくなる。

また自然治癒力も下がり、炎症が治りにくくなってしまいます。
そもそもの原因であるストレスを解消しない限り、にきび自体の
根絶も難しいといえます。

とはいえ、ストレスとはまったく無縁の生活をする、というのは
現実的に不可能です。
現代社会で生活する以上、誰でも多かれ少なかれ、ストレスに
さらされています。
ストレスといかに上手につき合うか、が大切です。

普段から何でも話せる気の置けない友人の存在は大事でしょうし、
日々のわずらわしさを忘れて没頭できる趣味を持つことも有効です。
いずれにせよ、自体と向き合って解決法をさぐっていくしかありません。

その一方で重症のにきびの場合、にきび自体がストレスになってしまう
ケースもあります。

にきび 食べ物について

にきびになりにくい肌をつくる食べ物にはどんなものが
あるのでしょう?

美肌の元といわれている栄養素にビタミンCがあります。
ビタミンCには体の中に生まれた活性酸素を消去する働きが
あります。

またコラーゲンの生成を促進、分解を抑制し、肌の代謝を
アップしてくれます。
ビタミンCが豊富に含まれているのは、イチゴやキウイ、
ブロッコリーやパセリなどです。

みずみずしく、透明感の高い肌を目指すなら、果物や野菜類などの
食べ物を積極的にとりましょう。
皮膚全般を正常に保つためにはビタミンB群が欠かせません。

糖質、脂質、タンパク質、アミノ酸の代謝を司るのが
このビタミンB群なのです。
ビタミンB群が豊富に含まれる食材としては、ミルクやチーズ、
レバー、大豆などがあげられます。

さらにビタミンAは角質を含めた表皮の代謝に深く関係しています。
正常なターンオーバーを促すためにも、ビタミンAを多く含んだ食べ物
(たとえば、うなぎ、レバー、緑黄色野菜など)を積極的にとりましょう。

便秘を防ぐという意味では食物繊維も欠かせないです。
さつまいも、かぼちゃなどの根菜類もきちんと食べましょう。

食べ物からバランス良く摂取するのが難しい場合は、サプリメントを
活用するのも1つの方法です。

最近ではいろいろな種類のサプリメントが市販され、
食事の合間などに手軽に摂取できるようになりました。
しかし、ここで注意したいのは、栄養素はどれかを単独で
摂取すれば効果があるというわけではないことです。

ビタミン類もその他の栄養素も、消化吸収されるときに、
お互いに補いあって最大限の効果を発揮するのです。
当たり前のようですが、バランスの良い食生活(食べ物)を
送ることが、肌にとって(にきび予防)、一番理想の状態と
いえるのです。

乾燥肌なのににきびが出来る理由

乾燥肌なのににきびが出来る理由

乾燥肌なのに、にきびができやすいという人もいます。
いわゆる大人のにきびに多い肌タイプです。
これはなぜかというと、分泌する皮脂の量に比べて毛穴が小さい、
または目詰まりしやすいためです。

仮に皮脂最が多くても、毛穴が大きくて排出がスムーズなら
詰まることはありません。
女性に比べ、男性は皮脂量が2.5倍多いといわれています。
なのに男性全員ににきびができるかといったら、そんなことはありません。
男性のほうが毛穴白体のサイズも大きいので、皮脂がスムーズに
排山されていくからです。

同じ人の顔の中でも、皮脂腺の多い部分と少ない部分があります。
鼻筋から頬にかけては皮脂腺が多く、皮脂の分泌も激しい部分です。

普通に考えたら額や県筋ににきびが集中するはずです。
ところがこの部分にひどいにきびが集中するケースは、ほとんどありません。
それよりも、頬やあご、フェイスラインといった部分ににきびは
集中する傾向があります。

これはなぜでしょうか?

皮脂の分泌がさかんな部分の毛穴は大きくなり、皮脂の排出が
速やかに行われるからです。
先ほどの男性の毛穴と同じです。
頬やあご、こめかみといった本来皮脂の少ない部分は、当然毛穴のサイズも
小さくなります。

そこに一時的にでも過剰な皮脂が分泌されると、毛穴が目詰まりを
起こしてにきびになってしまうのです。

2007年05月25日

生理前 にきびに関して

生理前のにきびに関して女性ホルモンもにきびと
関係があります。
女性の場合、生理周期の間で優位になるホルモンが違います。

生理周期の前半、生理終了後から排卵日までは、卵胞ホルモンが
優位になります。
このホルモンは肌をみずみずしくなめらかに保つ働きがあります。
生理が終わった直後は、肌の調子が良く感じられるでしょう。
それは、このホルモンのおかげです。

ところが生理周期の後半、排卵後から次の生理(生理前)までは
黄体ホルモンが優位になります。このホルモンは異性ホルモンと
同じく皮脂の分泌を促す働きがあるんですね。
生理の前になるとポツンとにきびができることが多いのは、
このためです。

生理のリズムが乱れている人は、ホルモンのバランスも安定しません。
黄体ホルモンが優位になり・皮脂の分泌が促進され続ける場合も
あれば、ホルモンバランスが乱れることでターンオーバーのリズムに
混乱をきたしている場合もあります。

健全な角質層が形成されず、毛穴詰まりを起こしにきびが出来やすく
なります。
こういう場合、皮膚科では女性ホルモン剤を処方します。
メサルモンFやジオールといったものや、低容量のピルもあります。

生理のリズムを整えることで、皮脂の分泌をコントロールしにきびが
出来ないようにというわけです。

ホルモン剤と聞くと不安になる方もいるかもしれませんが、
患者さんの体調を考えながら処方するので、安全性には
充分配慮しています。
ホルモン剤以外では、漢方薬にも生理のリズムを整えるものがあります。

また、あまりにも生理のリズムが不安定な場合、婦人科系の病気を併発して
いる可能性もあります。
そういう場合は、専門医での診療をおすすめします。

2007年05月30日

にきび ピーリングについて

にきび治療の方法として、有名なのがケミカルピーリングです。
PH値を調整した酸を使用し、余分な角質をとり去る方法です。

通常使用するのはAHA、BHAという酸の一種です。
AHAはリンゴなど食物に含まれており、フルーツ酸とも呼ばれています。
現在皮膚科でもっともポピュラーに使われているのは、10~30%の
グリコール酸でしょう。

これはAHAの一種です。
濃度に関しては、その方の肌状態を見た上で調整し、なるべく刺激の
ないように配慮しています。

具体的には素肌の上にAHA、もしくはBHAの溶液を塗布し、
3分から5分程度放置します。

その後、水を含ませたマスクで中和します。
ピーリング中はピリピリした軽い刺激を感じる方もいますし、
施術後の赤みが気になる方もいるようですが、すぐ鎮静するので心配はありません。

酸というと皮膚を溶かすようなイメージを持つ方もいると思います。
決してそんな過激なものではありません。
日本では欧米のような強いピーリングは一般に行われていません。

がっちりと固まってはがれにくくなった角質の結びつきを弱める、
といったほうが正しいです。
ピーリング後は薬剤が浸透しやすい状態なので、続けてイオン導入を行う場合も
あります。

にきび 洗顔法について!

にきび 洗顔法について!

洗顔はスキンケアの基本。
ポイントはゴシゴシとこすらず泡をたっぷりたてることです。
にきびになりにくい健康な肌をつくるためにも、正しい洗顔法を
マスターしましょう!

1、洗顔料を手のひらにとり、たっぷり泡立てます


2、泡を使ってマッサージをしていきます。
  まずは、頬、額など面積の広い部分から洗う

3、小鼻などの細かい部分は、指の先を使って丁寧にマッサージしていきます。

4、泡が残らないように丁寧に洗い流します。
  この時は必ず流水を使う。

5、洗顔後のタオルはやわらかい素材のものを使って、ゴシゴシこすらず
  軽く肌を押すようにして水分を吸収させます。

にきびが原因であばたやケロイドが出来てしまうわけ

にきびが原因であばたやケロイドが出来てしまうわけ

にきびでひどい炎症を何度も繰り返していると、毛穴の内側や
まわりの組織まで破壊しています。皮膚が再生しても表面が
なめらかに定着せず、毛穴の内側に落ち込んでしまうのです。

これがいわゆる『あばた』の状態です。
少なくとも3回以上、同じ毛穴から大きな炎症を繰り返している場合は、
注意が必要です。
にきびの炎症があまりに激しいと、まれに毛穴の組織自体が破壊されて
しまう場合があります。

皮脂腺ばかりか、毛穴自体がなくなってしまうんですね。
こういう場合、皮下でコラーゲン繊維が折り重なり、皮膚表面にポコンと
盛り上がってしまいます。

これが『ケロイド」の状態です。
ケガをした時や、やけどをした時に、傷口が盛り上がって定着することが
あります。
これと同じことがにきびの場合も起こるわけです。
このケロイドはあごのラインに良く見られます。

にきび治療について

にきび治療について

にきびができてしまったらどうしたら良いのでしょうか?
まずは患部を清潔に保ち、絶対に触らないこと。
これが基本です。

触ると炎症を悪化させるだけでなく、にきび跡が残りやすくなります。
正しい洗顔をして、毛穴の詰まりを防ぐために保湿もしっかり
行いましょう。

自然に炎症が治まるのを待つか、炎症がひどい場合は皮膚科に通うのを
おすすめします。
絶対に自分でつぶしてはいけません。

万一つぶしてしまった場合、熱めのお湯で患部を洗います。
患部を清潔に保つと同時に、皮膚の血行を促すためです。
血行が促進されると、皮膚組織が膨張して盛り上がってくれるので、
にきび跡がポコンと凹むのを防ぐわけです。

その後マキロンなどの消毒剤を綿棒につけ、軽くちょんちょんと
つけておくとなお理想的です。
あとは白然に患部がふさがるのを待ちましょう。

軽度のにきびの場合、市販の化粧品や白己流のケアで治そうという
方が多いです。
しかし、間違ったケァを行うと、治すどころかかえって炎症を悪化
させる場合がほとんどです。

『にきび用』と銘打った脱脂力の強い化粧品を使い続け、かえって
にきびを悪化させる方が多くいます。
どうしようもなくなって初めて病院にかけ込む方も多いです。
小さなにきびでも、本当に気になるようなら、早めに医師の診断を
受けましょう。

にきび跡はシミになりやすいって本当?

にきび跡はシミになりやすいって本当?

炎症を起こした部分は、メラノサイトの働きも活発になっています。
メラノサイトとは、メラニンをつくる機関ですね。
紫外線にあたるとメラニンを生成し、肌を刺激から守ろうとします。

生成されたメラニンは、本来ターンオーバーとともに分解、
排出されるはずです。
しかし排出しきれず肌に定着するとシミになってしまうのです。

にきびの炎症が起こった部分でも、これと同じことが起こります。
メラノサイトは肌を守ろうとせっせとメラニンをつくり、
色素沈着をおこしやすくなるんです。

これらのにきび跡トラブルを防ぐためには、絶対に触らないこと、
これに尽きます。
にきび跡を残している人のほとんどの方が、しょっちゅう触っていた
という人が圧倒的に多いです。

炎症を悪化させないためにも、なるべくタッチしないように気を
つけましょう。
そして、にきび跡を残さないためには、ビタミンCやアミノ酸の
イオン導入をおすすめします。

About 2007年05月

2007年05月にブログ「大人にきび情報ナビ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

次のアーカイブは2007年06月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。